昨日からの続きうんちくです。
昨日は太陽の活動が盛んになると、
太陽風がびゅうびゅう吹き付けて
オーロラが現れ、
電子機器とサイボーグの皆さんが
誤作動を起こすという話題でした。
平ゼロ中、
兵器だけを狂わせるブラックゴーストの新兵器・マッドマシンに苦戦していたサイボーグのみなさん。
人体に影響ない程度の電磁波で ひっくり返るんなら、
太陽表面爆発=フレアの影響はもろに受けるはず。
大爆発・スーパーフレアなんかが起きたら、戦闘どころではありません。
一応 宇宙で活動できるよう開発された体のはずですが、
当時は宇宙を飛び交う放射線は
よく知られてなかったと 推測されます。
サイボーグのみならず、
巨大なフレアが起こると、電子機器は狂います。
爆発で太陽からものすごい電子の風が太陽系全体に吹き渡るため、
繊細な電子機器は破壊されるのです。
ちなみに、太陽風のほとんどを
地球は磁場で防いでいます。
このブロックがなければ
大気が吹き飛ばされてしまうほど太陽風は威力があります。
地球の鉄壁のガードをくぐって、僅かに染み込んでくるプラズマさえ、
電子機器にとっては脅威なのです。
1859年9月2日の観測史上最大のフレアでは、
当時普及し始めたテレグラフが発火しました。
現代社会で同クラスのフレアが起きたら、
世界中の電子機器・変圧器が壊れて、
アメリカだけで160兆円の被害が出るとか。
現代の電気社会は、地震を想定せず建てた
高層ビルのようなもので、
実際二十年前にはスーパーフレアに伴うオーロラで
列車事故が起きています。
太陽活動が活発だと、オーロラがたくさん観測されます。
オーロラは太陽から放出された電子が地球の大気とぶつかって
発光してるからです。
太陽活動が活発なほど、巨大なオーロラが天を揺らすのです。
太陽からの電子が多いと、同心円の数も増えます。
さっきの 1859年に起きた 太陽表面の大爆発では
赤道付近でオーロラが観測されました。
カナダに行かなくても、オーロラ見物できる可能性があるんですね~
ちなみにオーロラも電子の流れなので、
電子機器を誤作動させます。
20年前の列車事故は オーロラに誘発された誘導電流が
列車の信号を 誤作動させたために
起きてしまったのだそうです。
こわい~
でも、
電子機器が破壊されるのは困るけど、
日本上空に現れるオーロラというのも見てみたいもんです。
昨日からの続きうんちくです。
昨日は太陽の活動が盛んになると、
太陽風がびゅうびゅう吹き付けて
オーロラが現れ、
電子機器とサイボーグの皆さんが
誤作動を起こすという話題でした。
一転太陽活動が衰えると オーロラは出現しなくなり、
黒点は減り、
地球は寒冷化に向かいます。
太陽の熱が減るから寒くなるわけではなく、
太陽が太陽系をガードする力が弱まるからです。
地球が磁場で太陽風を防いでいるように、
太陽も太陽系外からの銀河宇宙線という放射線を
磁場を張り巡らせて防いでいます。
この力が弱まると、
銀河宇宙線が頻繁に地球に届くようになります。
宇宙線は大気の水蒸気を雲に変えるため
大量に雲が発生し、日光が地表に届かなくなり、寒冷化するのです。
今年は太陽の活動がとても活発でした。
が、一説によるとこれから太陽活動が一定期間弱まるらしいです。
活動周期の変化が これまでの寒冷化前と同じだし、
そろそろ太陽のN極とS極が入れ替わる時期だから
なんたらかんたら・・・
富士山の爆発同様、周期的で予測可能でも
大自然の営みは人間に影響を与えます。
困ったもんです。
1645年から1715年の70年間、
太陽活動が弱まったため、ヨーロッパが大寒波に見舞われた期間がありました。
マウンダー極小期と呼ばれ、
ペストは流行するわ、
フィンランドでは国民の三分の一が餓死するわ、
とんでもない災厄だったそうです。
太陽活動が強すぎてもダメ、
弱すぎてもダメなんですね~
やっぱここでも、ほどほどが一番のようです。
もともと宇宙戦争の為に開発されたサイボーグのみなさん。
そのわりに電磁波に弱かったです。
きっと60年代は
宇宙の放射線やプラズマの研究も進んでいなかったのでしょう。
アメブロ
2013年10月12日の記事
主な情報源は
昨年放送されたNHK特集「宇宙の渚」
先日放送のサイエンスゼロ でした。